おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

「意思を持って動くのはいいが 、都合で動いてはならない」

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「意思を持って動く」ことと「都合で動く」ことの違い

 

物事に対して主体的に行動し、自分の意思を持って動くことは非常に大切です。
しかし同時に、自分の都合だけで動いてしまうのは避けるべきです。
なぜなら、自分の意思で行動するのと自分の都合で行動するのとでは、その意味合いが大きく異なるからです。

 

「意思を持って動く」ということは、自分の信念や価値観に基づいて、自発的に行動することを意味します。
自分の内なる想いや理念に沿って、自主的に判断し、行動に移すのです。
たとえば、環境保護に強い関心を持っている人が、自らの意志で環境保護活動に参加するといった具合です。
ここでは、行動の根拠が自分の信念にあり、その行動自体が自発的なものとなっています。

 

一方、「都合で動く」ということは、状況に合わせて、自分の利益や利便性を優先して行動することを意味します。
つまり、自分の都合や都合よさのために動くのであって、自分の内なる信念に基づいて動いているわけではありません。
たとえば、大切な約束があるにもかかわらず、自分の都合で急用を理由に欠席してしまうといった具合です。
ここでは、行動の根拠が自分の都合にあり、状況に依存した受動的な行動となっています。

 

このように、「意思を持って動く」と「都合で動く」とでは、行動の背景にある力学が大きく異なるのです。
前者の場合は自発性と主体性が軸となりますが、後者の場合は受動性と利己性が支配的となります。

 

ここで重要なのは、「意思を持って動くのはいいが、都合で動いてはならない」という言葉の意味です。
つまり、自分の意思を持って行動することは望ましいが、その意思が自分の都合に左右されてはいけないということなのです。

 

自分の意思で動くことと、自分の都合で動くことは、見た目は同じように見えますが、その本質は全く異なります。
前者の場合は、自分の信念や価値観に基づいて行動しており、後者の場合は、状況の影響を受けて行動しているのです。

 

このことを具体的な生活場面で見ていきましょう。

たとえば、職場での行動を考えてみましょう。
自分の信念に基づいて、顧客のニーズに合った提案をするのは、「意思を持って動く」ことの好例です。
一方、上司の機嫌を伺って、自分の都合のいいように仕事をするのは、「都合で動く」ことに当たります。

 

前者の場合、自分の信念や理念に基づいて行動しているため、顧客にとって最適な提案ができ、組織全体の利益にもつながります。
後者の場合は、自分の都合を優先しているため、組織の利益よりも自分の利益を先に考えてしまう可能性があります。

 

別の例として、家庭生活を考えてみましょう。
家事や育児に積極的に取り組むのは、家族への愛情や責任感に基づいた「意思を持って動く」ことです。
一方で、家族への気持ちはなく、ただ単に自分の負担を減らしたい一心で家事を避けるのは、「都合で動く」ことに該当します。

 

前者の場合、家族の幸せを何より大切にしており、家族への愛情が行動の原動力となっています。
後者の場合、自分の都合を優先しているため、家族への思いやりに欠けてしまうのです。

 

また、地域貢献活動にも同様のことが言えます。
地域の課題解決に自発的に取り組むのは、地域への愛着や責任感に基づいた「意思を持って動く」ことです。
一方で、地域からの評価を気にして、それだけが理由で活動するのは、「都合で動く」ことに当てはまります。

 

前者の場合、地域への思いやりや公共心が行動の原動力となっています。
後者の場合、自分の都合である評価を気にしているため、真の地域貢献とは程遠いものとなってしまうのです。

 

このように、日常生活の様々な場面で、「意思を持って動く」ことと「都合で動く」ことの違いが表れてきます。
自分の信念や価値観に基づいて行動するのと、自分の都合に左右されて行動するのとでは、その意義や結果が全く異なってくるのです。

 

ではなぜ、「都合で動く」ことは避けるべきなのでしょうか。

 

その理由は、「都合で動く」ことには多くの弊害が伴うからです。

まず、「都合で動く」ことは、自分の内なる価値観や信念から離れてしまうため、自分らしさや一貫性を失いがちになります。
自分の本当の想いから逸脱してしまい、自己実現につながりにくくなるのです。

 

次に、「都合で動く」ことは、他者への配慮が欠如しがちになります。
自分の都合ばかりを優先しているため、相手の立場や気持ちを顧みることができなくなります。
そのため、人間関係を損なってしまう可能性があるのです。

 

さらに、「都合で動く」ことは、長期的な視野に欠けがちになります。
自分の短期的な利益や利便性ばかりを追求するため、物事の本質的な価値や社会への影響を見落としてしまうのです。
結果的に、持続可能性の観点から好ましくない行動につながってしまうのです。

 

つまり、「都合で動く」ことは、自分らしさの喪失、他者への配慮の欠如、短期的視野への固執といった問題点を孕んでいるのです。

 

一方、「意思を持って動く」ことには、これらの問題点を解消する大きな力があります。
自分の信念に基づいて行動することで、自己実現につなげることができ、他者への思いやりも持てるようになります。
また、長期的な視点に立って、社会にとっても望ましい行動をとることができるのです。

 

したがって、「意思を持って動くのはいいが、都合で動いてはならない」という言葉の意味は、自分の信念に基づいて行動することの大切さを説いているのだと言えるでしょう。
自分の都合に惑わされることなく、自分らしさを貫き、他者も思いやり、社会の持続可能性も見据えた行動を心がけることが重要なのです。

 

もちろん、この2つの行動様式は、完全に分断されているわけではありません。
現実の生活の中では、状況に応じて、ある時は「意思を持って」、ある時は「都合で」動くことがあるのは自然なことです。

 

ですが、基本的には「意思を持って動く」姿勢を忘れずに、自分の内なる信念に基づいて行動することが求められます。
そうすることで、自分らしく生きることができ、他者や社会にも良い影響を及ぼすことができるのです。

 

この「意思を持って動く」ことの大切さは、私たちの生活のあらゆる場面で発揮されるはずです。


仕事、家庭生活、地域活動、趣味の世界など、自分の人生を豊かに生きていくためには、常に自分の信念に立ち返りながら、主体的に行動していくことが肝心なのです。