おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

「子供vs.大人の学習 - 答えの有無と多様性の違い」

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「子供の勉強と大人の勉強の違い」

  答えの有無と多様性

 

私は常々こう思ってるんです。
大人の勉強と子供の勉強は全く別物だと。

子供の時に勉強ができないからと言って、大人になって世間に通用しないってことは全くない。
全く別のスキルだと。。。

仮にあなたのお子さんの成績がいまいちだったとしても、全然悲観することないと思うし、また逆もしかりではないかと思います。

では、なぜ自分がそう考えるか記していくとしましょう。

 

 

子供の学習と大人の学習には大きな違いがあります。
子供の場合、多くの問題には明確な正解が存在しますが、大人の場合はそうではありません。
むしろ、大人の学習には答えが無数に存在することが特徴だと言えるでしょう。

 

まず、子供の勉強における答えの存在について見ていきましょう。
子供たちが学校で学ぶ多くの教科、例えば数学、国語、理科、社会などは、ほとんどの問題に正解が定められています。
2+2は4という答え、国旗の色は決まっている、動物の生態系には一定の法則性がある –
このように、子供たちは教科書や先生から明確な答えを教えられながら学習を進めていきます。

 

間違った答えを書けば減点されますし、試験では点数が低くなります。
正解を見つけ出すことが子供の勉強の大きな目的の一つとなっているのです。

 

一方、大人になると状況は一変します。
大人の学習や研究には、明確な正解が用意されていないことが多いのです。
というより、ほとんどが答えなんかないものばかりなんです。

 

例えば、経営学を学ぶ場合、企業の経営戦略には様々なアプローチがあり、一つの正解はありません。
むしろ、状況に応じて最適な戦略を見つけ出すことが重要となります。

 

医療の分野でも同様です。
患者の症状に合わせて、適切な診断と治療法を見つけ出す必要があります。
教科書に書いてある正解はなく、医師の経験と知識に基づいて対応策を立てていく必要があるのです。

 

さらに、社会問題の解決においても、答えが一つに定まっていることはほとんどありません。
貧困問題、環境問題、教育問題など、複雑な社会課題に対しては、多様な視点と解決策が考えられます。

 

つまり、子供の学習は正解を見つけ出すことが中心なのに対し、大人の学習では、状況に応じて最適な解決策を見つけ出すことが重要なのです。
子供の勉強が答えが定まっているのに対し、大人の学習は答えが無数に存在するといえるでしょう。

 

しかし、このことは大人の学習が子供の学習よりも難しいということを意味しているわけではありません。
むしろ、大人にとってはそのような曖昧さの中に可能性が秘められているともいえます。

 

例えば、ビジネスの分野では、変化の激しい市場環境の中で、新しい発想を生み出し、柔軟に対応していくことが求められます。
固定観念にとらわれずに、状況に合わせて最適な解決策を見つけ出すことが重要なのです。

 

同様に、社会問題の解決においても、既存の発想にとらわれずに、多様な視点から創造的な解決策を生み出していくことが重要となります。
一つの正解はないからこそ、様々なアプローチを試みることができるのです。

 

つまり、大人の学習の難しさは、答えが見つからないことにあるのではなく、むしろその曖昧さの中に新しい可能性が秘められているということなのです。
子供の学習が正解を探求することに重点を置くのに対し、大人の学習では、状況に応じて最適な解決策を見出していくことが重要なのです。

 

また、大人の学習には、自律性と責任感が求められるという特徴もあります。
子供の学習が教師の指導に沿って進められるのに対し、大人の学習は自ら学習の目的を設定し、学習方法を選択する必要があります。
そのためには、自発性と主体性が必要不可欠となります。

 

さらに、大人の学習においては、自らの学びが社会に与える影響を常に意識する必要があります。
企業の経営戦略、医療現場の対応、社会問題の解決策など、大人の学習の成果は、多くの人々の生活に直接的な影響を及ぼします。
したがって、大人の学習には、高い責任感が求められるのです。

 

このように、子供の学習と大人の学習にはさまざまな違いがあります。
子供の学習が正解を探求することに重点があるのに対し、大人の学習は状況に応じて最適な解決策を見出すことが重要です。
そのためには、固定観念にとらわれずに柔軟に考え、創造性を発揮することが求められます。
また、大人の学習には自律性と責任感も必要不可欠なのです。

 

このように、子供の学習と大人の学習の違いを理解することは、私たち自身の学習や成長にも大きな示唆を与えてくれるはずです。


子供の学習から得られる確かな知識の土台の上に、大人としての柔軟な思考と自律性を発揮することで、より豊かな人生を送ることができるのではないでしょうか。