おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

ガンダムとゼロファイター

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普段は自宅の近くの調剤薬局で働いているのですが、
週に1〜2回およそ片道55Kmほど離れた薬局にお手伝いに通ったりしています。

自分的にも気分転換になるので、
そこまで負担には感じていないので大丈夫なのですが、
それでも早起きしないといけないので、
めんどくさいのは事実です

帰りも遅くなるしね。

現在住んでいる所は『ぽつんと一軒家』で紹介された町
なのでえげつないくらい(ど)田舎なのです。

一応自分のうちの前の道路は『国道』なんですけど、
片道1車線で、中央のラインも引いてないような、
しかも道路の端は雑草が生い茂り
そのため歩道のラインを覆い尽くし、
歩行者はどこを歩いたらいいの?
なんて世界なんです。


ただ、その分空気は澄んでいて、草花の爽やかな風を感じる事はできますけどね。たぶん。
自分は3日でもうわかんなくなりましたがw

そんな秘境から、見た目はどろ色、実際は漆黒の弾丸
我が愛車SWIFTで通勤してる次第なのです。


そんな普段いかない薬局にご奉公に行く事で、
その日の仕事帰りにファミレスに、セブンイレブン、
ファミリーマート、ローソンにも立ち寄る事ができるのです。

 

完全プライベートだったら、コンビニに行くために
車で1時間半なんて考えれないから、
仕事ならいけるって部分もあるからね。

それでちょっとだけ、こころが満たされています。



そんなこんなで先日も我が愛車、泥色SWIFTとともに
自分で作成した音声ファイルを聴きながら出勤しました。

 

www.yamasaki1969.com

 

その一時間半かけて到着した薬局は普通の
平屋みたいな店舗なんですが、
その薬局の玄関の自動ドアが開くと、
右手にスカイブルー色の合皮でできた
長椅子が一脚。
 
その長椅子から見て正面、玄関から左側に
バファリンロキソニン、太田胃散などを
陳列した全長1.8mほどの黒い棚が鎮座。
 
その玄関から見て正面の奥、
棚と待合の椅子の間の奥にスチールディスクが2つ。

患者さんにお薬をお渡しする投薬口の机があります。
その机の右端を通って、奥にある控室に。。。
 
その奥の控室にも、
薬とか湿布薬とか、いろんなものが
所狭しと積みあがっているて、
快適度は高くないんですけど。。
 
それでも、私の心をちょこちょこと
くすぐるアイテムが。
 
ここの薬剤師の兄ちゃんというか、
40半ばなので、おいちゃんですね。
 
その彼がガンプラが好きで、
ロキソニンテープの箱の上とか、
カロナールの箱の上に飾り付け
られてるんです。
 
以前、その彼と控室で昼飯を
食べている最中に、
趣味でガンプラ作ってるけど、
飾るスペースがなくなって、棚の
購入を奥さんに申請したら却下
されたとへこんでました。
 
そこで、
それなら、この薬局に持ってきて
飾ったらいいじゃん。
って言ったら、
嬉々として持ち込んでいます。
 
当初はそれでよかったんですけど。
その控室も手狭に、、、
そこで、再提案。
 
表の棚のバファリンや太田胃散のよこに
飾ったらいいじゃん。
もしかしたら間違って買ってくれるかもよ!
 
ということで、ビオフェルミンの横に
赤い彗星が並んでいたりしています。
(値札つけりゃいいのに。。。)
 
そのガンダムの雄姿を薬局のドアを
開けるたびに、おぉ~っと思いながら
確認をしてたんです。
 
因みに自分は50代半ばの糖尿病で、
お腹が出ているおいちゃん薬剤師なので
最近のガンダムのことはよくわかりません。
しってるのは、カミーユぐらいまでかな。
 
それでも、ガンプラ観るのは楽しいですね。
おっ!嫁と娘の白い目に耐えながら、
頑張って作ってるな!って思いながらね。
そんな、ほほえましい空間を眺めていたら
違和感が・・・

あれ?
ガンダムの中にゼロファイターが混じってる?
戦闘機もはじめたの?
どうしたの?
って聞きたかったんでけど。。。

おいちゃん薬剤師休みだったので、
出勤してる人に聞きました。
 
話によると。。。
昨日85歳くらいの、おじいさんが
薬局に来局されたときに持ってこられたそうです。
 
その薬剤師とおじいさんに聞いたのではないので、
詳細はわかんないんですけど、
それでもすごくうれしくてね。
 
多幸感で胸いっぱいって気持ちになりました。

この話って、物凄く素晴らしいことだと思いませんか?
おいちゃんが作ったガンプラに触発されて、
おじいさんが行動を起こして、一所懸命ゼロ戦を作って、
彼に持ってきたんです。
プレゼントしたんです。
 
それがどれだけ、素晴らしいことなのか!
大変なことなのか!
ご理解いただけますか?
 
そのおじいさんは、彼のガンプラに触発されて
そして、彼に喜んでもらおうとして
わざわざ、だれに頼まれるでもなく
自分で、ゼロ戦の模型を作ったのです。
 
しかも、そのゼロ戦は段ボールで加工された
完全自作機。

全体的に深緑色に装飾され、背面は灰色。
そして、空色に塗られたコクピットの少し後方に
白で縁取られた深紅の日の丸。

主翼は本体から水平に取り付けているのではなく、
主翼の先端が若干上にあがるように角度をつけて
取り付けられており、今にもプロペラの風を切る
回転音とともに飛び立ちそうな勢い。

仕上げにニスを塗っているので段ボール製とは

思えない強固な機体。
設計図はどうしたのか?
訊いてみたいことこのてんこ盛り。
 
とにかく85歳のおじいさんが作ったとは思えない
完成度でした。
 
うちの薬剤師が作ったガンプラが85歳のおじいさんの
心を射抜き、触発され、そして行動に移したんです。

彼が作ったガンプラが、それを見た方の心を鷲掴みし、
行動に移らせた。
 
それって最高の結果だと思いませんか?
 
そういえば、亡きうちの父親は教師だったんですが、
もうずいぶん以前のことですが、
父親の教え子の方が父を訪ねて
来たことがありました。

そこで、その方が
自分が小さいころ、勉強ができなかったんだけど、
貴方のお父さんから、お前はやれば必ずできる子だから
腐らずに、今できることを全力でやり続けるように。
って言われていたそうなんです。
 
とくに朝礼の後、運動場の草取り、小石拾いを一生懸命
おこなっている最中に、運動所の片隅にある大きな
センダンの木の下で呼び止められて、
そこで
穏やかに諭すように言われたことが
いまも鮮明に頭の中でリプレイできるほど覚えているとのこと。

 
で、その方は当時、できないながらもうちの父親が
お前はできるって言い続けてくれたから、がんばれたって。
 
学校を卒業した後も、就職していろんな難しい場面に
直面した時も、あなたの父親からいわれた、
お前ならできる、
頑張れって言われたことを思い出し、
歯を食いしばって頑張ってきたそうです。
 
その結果、一万人ほどの部下を抱えるまでになれたそうです。
 
うちの父親の一言で、その人の心を動かし、人生をも動かしたのです。
人を動かすというのは、それほど素晴らしく、尊いものなのです。
 
ですから、ガンプラもおじいさんの心を揺さぶったのだから、
これも素晴らしく、尊いものなんです。

奥さんと娘さんに蔑まれているガンプラ好きの彼に、
胸を張っておじいさんの魂を揺さぶる
ガンプラが、君は作れているって、、、

胸張って
ガンプラオタクだって名乗っていいぞって
言ってあげたくて、、、

彼との再会を、次回薬局に行く日を
スゲー楽しみにしています。
遠いけどね。