おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

あなたの救い手は、あなた自身―ブッダに学ぶ自己解放の真理

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自分を救うのは自分自身。
他人を救うことはできない、救ってはならない。
自分の道は自分で歩むということ。

 

自分自身を信じて進む道

ふとしたとき、私たちは孤独に襲われることがあります。
心に迷いが生じ、誰かに救いを求めて手を伸ばしても、空を切るような無力感に苛まれる。

そんなとき、人は誰かに答えを求めます。
友人や家族の温かな言葉、専門家のアドバイス愛する人からの励まし…。

けれど、どれほど誰かに手を差し伸べられたとしても、その瞬間に安堵しても、胸の奥底に残る「根本的な問題」は決して解消されないことに気づく瞬間が訪れます。

 

「自分を救えるのは自分だけ」

ブッダが残したこの言葉は、深遠であるがゆえに、時として冷酷に感じるかもしれません。
しかし、まさにこの言葉が、私たちが逃れられない人生の真理を映し出しています。

心の奥底で感じる不安や葛藤、自己否定の念…これらは他人の手ではなく、自らの力でしか超えられない壁です。
この壁を越えるたびに、人は内なる強さを知り、自身を解き放つ力を手に入れるのです。

 

自立の道を歩む覚悟

「なぜ自分で解決しなければならないのか?」と疑問を抱くこともあるでしょう。
他人に頼れば楽になれる。
少なくとも、今の苦しみを一瞬でも和らげてくれるはずだと。

しかし、他人に頼って得た安らぎや解決は、砂上の楼閣に似ています。
一時的に安心を得たとしても、それが壊れたときに私たちは一層深い虚しさに沈み込んでしまうのです。

 

ブッダは、誰かにすがるのではなく、真の幸福を求めて自分自身の道を歩むことを説きました。

「人は自分の中にしか答えを見つけられない」。
他人に依存する生き方は、心を蝕む「甘い毒」です。

仮に他人の助けによって一時的な解決を得たとしても、内面に根付いた問題が消えるわけではないのです。
問題はどこにあっても、結局はあなた自身のもとへと戻ってきます。
そして、その問題に真正面から向き合うことこそが、あなたの成長にとって最大の試練であり、恩恵なのです。

 

自己救済へのプロセス―闇に灯をともす

自己救済の道を歩むというのは、決して平坦ではありません。
心の中の闇に向き合うとき、自分自身の弱さや恐れ、無力さを直視しなければなりません。
まるで、真夜中に迷宮を彷徨いながら、小さな灯火を探し求めるかのようです。
逃げ場もなく、助けもないその闇の中で、あなたはただ一人、自分と対話するしかないのです。

 

しかし、この闇にとどまり続けることで、あなたは「光」を見つけることができるでしょう。
その光は他人の手から差し伸べられるものではなく、あなた自身が内側から見出したもの。
最初は小さくとも、それは確かな希望となり、あなたの心に静かに広がっていきます。

この光こそが、あなたを救う唯一の「力」なのです。
それは自己信頼の灯であり、自分を信じる覚悟の証です。

 

自分を救う「勇気」の意味

「救い」を求めるとき、私たちは「勇気」を試されています。
誰かに救いを求めることで、その重責を他人に転嫁してしまう弱さ。
そうすることで自分の不安を分散し、ひとときの安心を得られるかもしれません。

しかし、真の意味で自分を救うためには、他人に頼らない「勇気」を持つことが必要です。
自分を救う力は、何か大きなことを成し遂げる勇気ではなく、自分の心の声を信じ、自分の手で自分を支える力なのです。

 

この勇気を持つことは、時に孤独で、心細く感じるでしょう。
誰かに支えを求めてしまいたい瞬間が何度も訪れるかもしれません。

けれども、自分自身を救うと決めたその瞬間から、あなたは「本当の自分」として生き始めることができるのです。
その道は、たとえ険しくとも、自分の存在を信じた者だけが手にできる「自由」への道なのです。

 

自分だけが持つ「解放の鍵」

私たちは一人ひとり、自分だけの「解放の鍵」を持っています。
これは他人が持っているものではなく、自分の内側にしか存在しません。
この鍵は、何か特別な時に突然手に入るものではなく、人生の中で日々少しずつ形作られるものです。

それは、失敗や成功、悲しみや喜びといった経験を通して育まれていくもの。
その鍵を使うことで、私たちは「誰のためでもなく、自分のために生きる」という真の自由を得るのです。

 

解放の鍵を手にすることは、自分自身の成長を見守り、受け入れ、信じること。
自分の道は自分でしか歩めないと覚悟することです。
この覚悟が、あなたを強くし、自由を与えてくれるのです。

 

結論:あなたは、あなた自身の救世主

どれだけ他人に助けを求めたくなっても、最終的にあなたを救えるのは、あなた自身しかいません。
このことに気づき、自らを救う覚悟を持つことは、まるで暗闇の中で灯を見つけるようなものです。
困難に立ち向かうことを恐れず、むしろそれを自分の力と信じ、自分を救う手を差し伸べるのです。

 

「あなたは、あなた自身の救世主」
ブッダの教えは、ただ自立を促すものではなく、私たちが自らを深く愛し、信じ、解放するためのメッセージです。
この言葉に秘められた意味に触れることで、他人に依存せずに、人生の真の道を歩む勇気を持つことができるでしょう。

 

どうか自分を信じ、手を差し伸べてください

その手が、自分の心の奥深くにある「解放の鍵」を握りしめることができたとき、あなたは真の救いにたどり着きます。
それは、他人に求めることのできない、あなただけの光なのです。