第66回宝塚記念（GⅠ）予想・・・しらんけど

第66回宝塚記念（GⅠ）予想

 

 

レース概要

2025年6月15日（日）、阪神競馬場で開催される第66回宝塚記念（GⅠ）は、春のグランプリとして日本競馬の上半期を締めくくる大一番だ。
芝2200m、3歳以上の精鋭たちが集結し、1着賞金3億円を懸けて激突する。
今年は例年より2週間早い開催となり、梅雨時の馬場コンディションや各馬の適性が鍵を握る。
過去10年で1番人気が僅か2勝と波乱含みのレースでもあり、ファンの期待と緊張が高まる一戦だ。

 

 

阪神競馬場の空気

6月13日、阪神競馬場に足を踏み入れると、梅雨特有の湿った空気が漂う。
金曜日の降雨で芝は稍重寄りだが、日曜は曇り予報で回復傾向か。
パドックでは、調教後の馬体重が公開され、各馬の仕上がり具合に注目が集まる。
関係者の表情は真剣そのもの。
特にベラジオオペラ陣営は自信満々で、「阪神は庭」と豪語。
対するレガレイラ陣営は、骨折明けの不安を払拭する落ち着いた雰囲気だ。
ファン投票で選ばれた人気馬たちの応援幕がスタンドに揺れ、早くも熱気が充満している。

 

 

出走馬と枠順

枠順発表では、ベラジオオペラが1枠1番、レガレイラが8枠17番、アーバンシックが7枠13番と内外に分かれた。主要な出走馬と騎手は以下の通り（予想オッズは参考値）。

• ベラジオオペラ（牡5、横山和生、3.6倍）：大阪杯を連覇、阪神4戦4勝のコース巧者。2200mへの距離延長は課題だが、馬場不問の安定感は魅力。
• レガレイラ（牝4、戸崎圭太、5.2倍）：有馬記念覇者。骨折休養明けだが、調教で鋭い動き（ラスト1F11秒2）。牝馬の連覇に期待。
• ドゥレッツァ（牡5、未定、10.1倍）：菊花賞馬。1枠2番でロスなく運べる。調教タイム（ラスト1F11秒6）は上々だが、近走の凡走が気になる。
• アーバンシック（牡4、C.ルメール、8.5倍）：日経賞を叩いて順調。7枠13番だが、ルメールの腕でカバー可能。重馬場実績あり。
• ソールオリエンス（牡5、松山康平、12.3倍）：一週前追い切りで81.0-11.3の好時計。阪神は鬼門だが、雨馬場なら浮上。
• ヨーホーレイク（牡7、岩田望来、14.7倍）：堅実な差し馬。5枠9番で中団待機が理想。重馬場での粘りが光る。
• ロードデルレイ（牡5、川田将雅、15.8倍）：大阪杯2着の実力馬。内枠で先行策なら上位争い可能。
• メイショウタバル（牡4、未定、18.0倍）：逃げ馬候補。低速馬場で粘り込めば波乱の立役者に。
• その他：ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ、ローシャムパークなど実績馬が揃う。

 

 

レース傾向とデータ分析

過去10年のデータから、宝塚記念は「上がり3ハロン最速馬」が連対率100%と、末脚が勝負を分ける。
特に2014年以降、天皇賞（春）組の巻き返しが多く、4着以下からの逆襲が目立つ。
5歳馬が7勝と強く、ベラジオオペラやドゥレッツァに有利な傾向だ。
阪神2200mは内回りで4コーナーの位置取りが重要。
雨予報もあり、重馬場適性が予想の鍵となる。

 

 

予想：本命と買い目

 

本命◎：ベラジオオペラ
阪神4戦4勝の実績は圧倒的。
稍重馬場でも大阪杯をレコード勝ちしており、梅雨の阪神は最適舞台。
横山和生騎手の「乗り方次第で距離は克服」とのコメントも心強い。
1枠1番でロスなく運べば、GⅠ2連勝は目前だ。

 

対抗○：レガレイラ
有馬記念で見せた先行力と末脚は本物。
骨折明けだが、木村調教師は「予定通り」と強気。8枠17番は外だが、戸崎騎手の積極策で直線勝負に持ち込めば牝馬連覇も。

 

単穴▲：アーバンシック
ルメール騎乗で人気を集めるが、日経賞の叩き2戦目で上積み十分。
重馬場での菊花賞勝利が光り、7枠13番でも器用な競馬で上位へ。

 

連下△：ソールオリエンス、ヨーホーレイク、ドゥレッツァ
ソールオリエンスは雨馬場で復活の兆し。
ヨーホーレイクは堅実な差しで配当妙味。
ドゥレッツァは内枠を生かせれば一変可能。

 

買い目

• 単勝：1 ベラジオオペラ
• 馬連：1→2,13,9
• 3連複：1-2-13,9,5,15
• ワイド：1→5,9
  
  

展望と期待

今年の宝塚記念は、ベラジオオペラの阪神無敗神話か、レガレイラの牝馬連覇か、それともアーバンシックやソールオリエンスの逆襲か。
雨予報が波乱を呼びそうな雰囲気だが、どの馬も一長一短で混戦模様。
阪神のターフで繰り広げられる激闘は、ファンの心を掴んで離さないだろう。
15時40分、歴史に刻まれる名勝負を刮目して見よ！