おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

「勝者は決して諦めない」ベッケンバウアーマインド活用術で挑戦力を

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勝者は決して諦めない。
諦める者は決して勝てない。
ベッケンバウアー

 

 

1. あなたの“あきらめクセ”に気づく瞬間

「今日はどうせ無理かも…」
そんな気持ちを抱えながら、イヤホンで音楽を流しつつ満員電車に揺られていませんか?

私たち30~50代のビジネスパーソンは、時間と成果を天秤にかける日々です。
限られた時間でいかに成果を出すか。
それは、まさに「諦めない力」にかかっています。

そして、この「諦めない力」を体現した人物がいます。
ドイツのサッカー界において史上最高とも評される、
フランツ・ベッケンバウアーです。

彼の言葉

「勝者は決して諦めない。諦める者は決して勝てない。」
は、タイトル獲得や苦難との戦いを通じ、確かな根拠をもって放たれました。

本記事では、ベッケンバウアーの物語を通して、
「諦めない心」を日常のビジネスシーンに取り入れる方法を探ります。

 

 

2. 忙しい大人が抱える“あきらめクセ”

日々の業務は山積みです。
メールチェック、会議、資料作成……。
「もっと時間があれば」と嘆いても、タスクは減りません。

気づくと挑戦を先送りにしている自分がいる。
それは“小さな諦め”が積み重なった証拠です。

たとえば、新規企画書のブラッシュアップ。
「週末にやろう」と思いながら、
土曜の朝には家事や子育てに追われ、結局手をつけられずに終わる。

私も企画段階での迷いはよく見かけます。
「この案で本当にいいのか」「もっと練りたい」
という迷いが、行動を止めてしまうのです。

この“迷いの罠”から抜け出せなければ、
成果はいつまでも遠いままです。

 

 

3. ベッケンバウアーの軌跡に学ぶ「あきらめない心」

3-1. “皇帝”の誕生と挫折

フランツ・ベッケンバウアーは1945年生まれ。
地元ミュンヘンで育ち、17歳でプロデビューを果たします。
当時のサッカー界は肉体派の選手が主流でしたが、
彼は抜群のゲームコントロールとポジショニングで頭角を現しました。

1974年、彼はドイツ代表のキャプテンとしてワールドカップ優勝を果たします。
しかし、その道のりは順風満帆ではありませんでした。

1966年のワールドカップでの敗退、
1972年欧州選手権決勝での惜敗など、
幾度となく大舞台のプレッシャーに押しつぶされそうになります。

それでも彼は諦めなかった。
敗戦直後には必ずチームメイトを励まし、
練習では自ら厳しいメニューを課し続けました。

3-2. 指導者としての再起

現役引退後は指導者に転身。
1984年にニューヨーク・コスモスで施策を学び、
1990年ワールドカップでは監督として母国を優勝に導きます。

プレイヤー時代の栄光だけでなく、
指導者としても結果を出すために努力を惜しまなかったのです。

 

 

4. 私たちが実践すべき3つのステップ

ここからは、私なりにベッケンバウアー流「諦めない心」をビジネスに取り込む手順をお伝えします。

4-1. 目標を「小さく分解」する

大きな目標は、時に重荷になります。
「新規事業立ち上げ」「売上倍増」など抽象的な言葉では、
気持ちも行動も固まらないからです。

そこで、目標を日々クリアできるレベルに分解します。
たとえば、「新規事業立ち上げ」であれば、

  • まずは市場調査の概要をまとめる

  • 週に一度、関係者と意見交換を行う

という具合です。

小さな目標を一つずつ達成するたびに、
自己効力感が高まり、
次の難関に挑むエネルギーが湧いてきます。

4-2. 迷いを「紙に書き出す」

迷いは頭の中だけでぐるぐるします。
そうなると、自分自身に問いかけても答えは見つかりません。

迷いを感じたら、すぐに紙やデジタルメモに書き出します。
「〇〇が不安」「時間が足りない気がする」といった思いを可視化することで、
感情と事実を分離し、次の一手が見えてきます。

4-3. 習慣に「If–Thenルール」を組み込む

人は意思だけでは行動を続けにくい生き物です。
そこで私は、日常業務に「If–Thenルール」を設定しています。

たとえば、
「もしメール受信フォルダが5件以上なら、5分以内に全て処理する」
といった具合です。

こうしたルールをいくつか持つことで、
脳の判断疲れを減らし、自然と行動が定着します。

 

 

5. ベッケンバウアーの教えを日常に落とし込む

彼が勝利を手にした最大の要因は、「勝つまで挑戦し続けた」ことです。
得点できずに終わった試合後も、決してピッチを叩いて泣き崩れることはありませんでした。
その姿勢は、勝利の歓喜以上に多くの人の心を揺さぶります。

私たちも同じです。
思い通りにいかないプロジェクトやプレゼンの失敗。
悔しさや無力感が襲う瞬間こそ、
次に向けた種まきの時です。

小さな成功を重ね、迷いを書き出し、If–Thenルールで行動を習慣化する。
これらは特別なスキルではありません。
今日から誰にでも取り入れられる方法です。

 

 

6. 結論:あきらめない“あなた”が未来を切り拓く

フランツ・ベッケンバウアーの名言は、
単なる言葉以上の重みを持ちます。
彼自身が数々の敗北を経験し、諦めずに挑み続けた結果として
あの言葉が生まれたからです。

私の意見として、
「諦めない心」は先天的な才能ではなく、
日々の“習慣”によって育まれるものだと考えています。

今日から、まずは小さな目標を一つ設定し、
達成できたら自分をしっかりねぎらってください。
その積み重ねが、あなた自身を次のステージへと導きます。

最後に改めて。

勝者は決して諦めない。
諦める者は決して勝てない。

この言葉を胸に刻み、
限られた時間の中でも最大の成果を追い求めるあなたを、
心から応援しています。