おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

【Believe you can and you’re halfway there.】ハレーションを味方にする変革マインドセット

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Believe you can and you’re halfway there.
「自分ならできると信じることができれば、その目標の半分は達成したようなもの」

Theodore Rooseveltセオドア・ルーズベルト

 

 

「朝の電車で、ふと『今日も自分は大丈夫だろうか』と不安になる――」
そんな心のざわめきを抱えたままオフィスに向かう30〜50代は少なくないでしょう。
限られた時間の中で結果を出すプレッシャーは年々増すばかり。
やるべきタスクに追われ、自分の可能性を見失う瞬間もあるはずです。

そこに鮮烈な一言が響きます。

“Believe you can and you’re halfway there.”
「自分ならできると信じることができれば、 その目標の半分は達成したようなもの」

この言葉を残したのは、米国の第26代大統領 セオドア・ルーズベルト
彼自身、幼少期に重い喘息を患い、体力も精神力も鍛えられない幼年期を過ごしました。
しかし彼は自らの弱さを克服し、アメリカ史上最年少の42歳で大統領に就任。
その背景には、強い自己信頼と行動への一歩があったのです。

本記事では、ルーズベルトスティーブ・ジョブズの実例を交えつつ、
「信じる力」を具体的な行動に変える方法を余すところなく解説します。
あなたもこの記事を読んだ瞬間から、自信という翼を広げてください。

 

 

2. 問題提起・背景

心理的障壁が生む「できないかもしれない」

現代のビジネスパーソンに共通するのは、
「時間不足」「情報過多」「成果責任」の三重苦です。
特に30〜50代のリーダー層は、部下育成や経営数値も背負い
プレッシャーの大きさは想像以上でしょう。

ハーバード大学の研究によれば、
自己効力感(自分ならやれるという感覚)が低いとき、
仕事のパフォーマンスは平均15%低下すると報告されています。
(※Harvard Business Review, “Self-Efficacy and Performance”, 2018年)

加えて心理学者アルバート・バンデューラは、
自己効力感こそが挑戦継続の原動力であると説きました。
自信が揺らぐと行動は停滞し、
停滞がさらなる自信喪失を招く──典型的な負のループです。

Before/Afterで見る自己信頼の差

  • Before(信じられない状態)

    • 朝イチから頭が重く、プレゼン準備に手がつかない

    • 会議では発言を控え、周囲の動きを伺うだけ

    • 夜に「今日も何も変わらなかった」と自己否定

  • After(信じた状態)

    • 朝、鏡の前で「今日もやれる」と宣言し始業

    • 会議では自分の視点で意見を発信し、存在感アップ

    • 睡眠前に「小さな一歩を踏み出せた」と感謝日記を記す

この差は、単なるモチベーションの問題ではありません。
自己効力感の有無が、具体的行動と継続力を左右します。

ルーズベルトスティーブ・ジョブズの実例

ルーズベルトの克己心

セオドア・ルーズベルトは、幼少期の喘息によって
兄弟と野山を駆け回ることすら叶わない身体でした。
しかし彼は自らに課した肉体改造プログラムを実行し、
24歳でニューヨーク州議会議員に当選。

大統領在任中には、
恐慌下の米国を立て直す「ニューディール政策」を断行。
国民の信頼を勝ち取り、後世にまで
“強き指導者”として名を刻みました。

ジョブズの「やりたい」を貫く信念

スティーブ・ジョブズもまた、
大学中退というキャリアの坎に直面しました。
しかし「自分は本当にやりたいことをする」と信じ、
ガレージから始めたアップル株式会社を世界屈指の企業に育て上げます。

医師に末期ガンと宣告されたときも、
彼は死を真正面から見つめる自己省察を通じて、
「やりたい」を貫く意思をさらに研ぎ澄ませました。

これらの実例は、多くの挫折を乗り越える起点として、
「私はできる」と信じる力がいかに人生を変えるかを示しています。

 

 

3. 解決策・具体ステップ

ここからは、実際に「信じる力」を行動に落とし込む4つのステップをご紹介します。
すぐに取り入れられる手法ばかりですので、順に実践してみてください。

Step 1:目標を「小さく・明確に」設定する

自己効力感を育む第一歩は、達成可能な小目標の設定です。
大きすぎる目標はプレッシャーとなり、
始める前から萎縮を招きます。

私は、OKRSMARTというフレームワークを薦めます。
たとえば「今月中に新規顧客向け提案書を3種類作成する」
という具合に具体化すれば、次の行動が明確になります。

小さなゴールをクリアするたびに、
脳内に「できた!」という快感が生まれます。

Step 2:タスクを「可視化」し、一歩ずつ進める

目標を立てたら、次はタスク分解です。
私はマインドマップツールを使い、
「提案書作成」の枝を細かく伸ばします。

例えば…

  • 市場調査資料の収集

  • 顧客のニーズ整理

  • フォーマット作成

  • 初稿レビュー依頼

こうした可視化により、
「何をすべきか」が一目瞭然になります。

視覚化は行動トリガーになります。
手を動かし始めるハードルが一気に下がります。

Step 3:セルフアファメーションで自己肯定感を高める

朝と夜に、それぞれ短い自分自身に前向きな言葉を、繰り返して言い聞かせることを習慣化しましょう。
鏡の前で「私はこのタスクを確実に終えられる」と唱え、
寝る前には「今日、小さな一歩を踏み出せた」と日記に記入。

心理学的には、言葉にする行為が
自己効力感を物理的に強化すると言われます。

声に出すことで感情が伴い、
自信の実感がより深まります。

Step 4:週次レビューで改善サイクルを回す

最後は振り返りです。
毎週金曜の夕方30分を確保し、
達成できたことと改善点を洗い出します。

  • 目標KRは何パーセント達成できたか

  • うまくいかなかった理由は何か

  • 来週の戦略はどう修正するか

このPDCAサイクルが、
自己肯定感を実績で裏付け、
さらなる自信の積み上げにつながります。

レビューを通じて得た「できた」「学び」を
翌週に持ち越すことが、最大の成長への道です。

 

 

OKR(Objective & Key Results)

  • Objective:今期の大目標(例:新規事業の立ち上げ)

  • Key Results:成果指標(例:テスト顧客50社獲得)

GoogleAmazonも採用するフレームワークで、
目標と数値が連動するため、進捗が透明になります。

SMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)

  • 具体的(Specific)

  • 測定可能(Measurable)

  • 達成可能(Achievable)

  • 関連性(Relevant)

  • 期限設定(Time-bound)

小さなゴール設定に最適です。

 

信じるだけでは成果は出ません。
これらのツールとフレームワークで行動を設計しましょう。

 

ケーススタディ

ここでは、実際に“信じる力”を核にプロセスを回し、
成果を得た企業やリーダーの事例を簡潔にご紹介します。

事例A:ソニーの新規事業チャレンジ

ソニーは過去に何度も「失敗して当然」という
社内カルチャーを改革しようと試みました。
ある新規事業チームは、
「小さな成功を先に作る」ことを徹底し、
週次レビューでブラッシュアップを継続。
結果、半年で新サービスを黒字化させています。

事例B:スターバックス創業期の強い信念

スターバックス創業者ハワード・シュルツは、
本社の融資が満額出なかった時期にも諦めず、
「世界中に第三の場所を提供する」という
未来ビジョンを語り続けました。
その強い信念が投資家を再度動かし、
現在の世界的ブランドを築き上げました。

どの組織も、まずは小さな信頼体験を積むことから。
これが大きな成果への布石になります。

 

 

6. 結論

「Believe you can and you’re halfway there.」
ルーズベルトの言葉は、単なる名言ではなく、
科学的根拠と実践フレームワークによって
現代ビジネスに応用できる普遍的真理です。

本記事のポイントを振り返ります。

  1. 達成可能な小目標をSMART/OKRで設定し、成功体験を積む。

  2. タスクを可視化し、一歩ずつ着実に進める。

  3. セルフアファメーションで自己肯定感を習慣化する。

  4. 週次レビューでPDCAを回し、成果を実績で裏付ける。

まずは、今朝のコーヒーを片手に「今日も自分ならできる」と声に出してみてください。
小さな一歩を踏み出すことで、
あなた自身の未来が大きく変わり始めます。

本日からステップ①を実践し、1週間後の成果を確認してください。