おぢさんのつぶやき -山崎篤史ー

とうとう50代突入してしまいました。白髪が増えてきたおぢさんですが、たまに書き込もうかなぁと思います。

【人を採点していたら人を愛する時間がなくなってしまう】マザー・テレサに学ぶ「人を評価せず、愛する」方法 -尊厳を持った関係性の築き方-

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「人を評価せず、愛する」
マザー・テレサ

 

 

人は誰しも評価されたい

人間は、本能的に自分の価値を認められたいという欲求を持っています。
それは自尊心を高め、自己肯定感を得るためです。
しかし、マザー・テレサは次のように警鐘を鳴らしています。

 

「人を採点していたら人を愛する時間がなくなってしまう」

 

人々を評価し、点数をつけてしまえば、本当に大切なものを見失ってしまうかもしれません。
人を愛すること、支え合うことの方が、はるかに意義のあることなのかもしれません。

 

今回は、マザー・テレサの生涯とその思想について、ご紹介していきます。
人を評価するのではなく、愛することの意義と価値を探っていきましょう。

 

 

マザー・テレサの生涯

マザー・テレサは、1910年8月26日にアルバニアスコピエで生まれ、1997年9月5日にインドのカルカッタで亡くなった女性宣教師です。
生涯にわたって貧しい人々の支援と救助に尽力し、1979年にはノーベル平和賞を受賞しました。

 

マザー・テレサは6歳のときにカトリック信仰を受け、10代の頃から宗教的な使命感を抱くようになりました。
1928年に修道女になった後、インドのダージリンで教師として働き始めます。
そして1946年に、貧しい人々の支援に専心することを決意し、カルカッタに移りました。

 

カルカッタの路上で生活する貧しい人々を助ける活動を始めたマザー・テレサは、次第に世界的な評価を受けるようになっていきます。
1950年にはカルカッタにロレト修道会の姉妹修道会「貧しき者の宣教会」を設立し、以後50年以上にわたってこの活動に尽力しました。

 

マザー・テレサは生涯を通じて、障害者、エイズ患者、子どもたちなど、社会的に弱い立場の人々の世話に尽くしました。
彼女の献身的な活動は世界中の人々に感動を与え、1979年のノーベル平和賞受賞につながりました。

 

 

人を評価するのではなく、人を愛する

マザー・テレサの格言
「人を採点していたら人を愛する時間がなくなってしまう」
には、深い意味が込められています。

 

人は誰しも、自分の価値を認めてほしいという欲求を持っています。
良い成績をとりたい、仕事ができると評価されたい、趣味の作品を褒められたいと願うのは、ごく当然のことです。

 

しかし、人を点数で評価してしまうと、その人の本質的な価値を見失ってしまうかもしれません。
人は一人一人、生い立ちも環境も異なる存在です。
ですから一律の基準では、その人の真の価値を見抜くことはできません。

 

むしろ大切なのは、その人の個性や背景、置かれた状況を理解し、共感をもって接することです。
人を愛するとは、単に褒めたり叱ったりするのではなく、その人の立場に立って考え、寄り添うことなのです。

 

「私たちは愛することができます。でも、愛されるのを待つことはできません。私たちは与え続けなければならないのです」

 

このマザー・テレサの言葉は、私たちに問いかけています。
人を愛するとは、相手の反応を待つのではなく、自ら行動を起こし続けることなのだと。

 

 

人を愛することの意味と効果

人を愛することは、自分の心を豊かにし、社会全体を調和と平和へと導いていきます。

 

まず、人を愛することは、自分の中にある優しさや思いやりの心を育んでくれます。
相手のことを思いやり、共感することで、自分自身を見出すことができるのです。

 

また、一人一人が小さな愛情を持って行動すれば、それが徐々に広がっていき、やがては社会全体が調和と平和に満ちていくのです。

 

さらに、人を助け、寄り添うことで、自分の人生に新たな意義と方向性を見出すことができます。

 

つまり、人を評価するのではなく、人を愛することの意義は多岐にわたります。
自分の心を豊かにし、社会に良い影響を与え、そして自分自身の人生をより充実したものにしてくれるのです。

 

 

人を愛する具体的な方法

人を愛するとはどのようなことなのでしょうか。
マザー・テレサの実践から、いくつかのヒントが得られます。

 

まず大切なのは、相手の立場に立って考え、共感することです。
相手の背景や置かれた状況を理解し、その人の気持ちになって接することが重要です。

 

次に、愛情を持って相手の世話をし、支えることも欠かせません。
食事の世話をしたり、掃除を手伝ったり、日常の世話を丁寧に行うことで、相手の生活を支えることができるのです。

 

さらに、相手の長所を認め、称賛することも大切です。
相手の良いところを見つけ出し、それを伝えることで、相手の自尊心を高めることができます。

 

このように、相手の立場に寄り添い、世話をし、長所を認めることが、人を愛する具体的な方法なのです。

 

 

人を愛することの価値

マザー・テレサは、人を愛することの価値について次のように語っています。

 

「愛することは永遠に続く。なぜなら、愛は神から始まり、神に至るからです」

 

愛することは、単なる人間関係を超えた、より崇高な価値につながるのです。
愛する心は、神から与えられたものであり、やがては神に還っていくものなのです。

 

また、人を愛することは、自分自身の人生をより意義深いものにしてくれます。
自分を犠牲にしても相手のために尽くすことで、自分の生きる意味や目的を見出すことができるのです。

 

さらに、一人一人が、自分を顧みずに相手のために尽くすことで、やがては社会全体が調和と平和に満ちあふれていくのです。

 

つまり、人を愛することは、宗教的、個人的、社会的な各方面において、極めて高い価値を持つのだと言えるでしょう。

 

 

私たちにできること

最後に、私たちにできることを考えてみましょう。

マザー・テレサの言葉に学び、人を評価するのではなく、人を愛することの大切さを胸に刻んでいきましょう。

 

身近な人々のことを思い、寄り添い、支えることから始めてみませんか。
家族や友人、同僚など、身近な人々の気持ちに耳を傾け、必要な支援をしていくことが重要です。

 

そして、ボランティア活動などを通して、より広く社会貢献することもできます。
自分にできることから始め、少しずつ愛の輪を広げていきましょう。

 

一人一人が、人を愛する心を持ち続けることが、やがては社会全体を癒し、調和のとれた世界を実現していくことにつながるのです。

 

マザー・テレサの生涯は、人を愛することの素晴らしさを示す模範例です。
私たちも、その精神に学び、人を愛する心を忘れずに生きていきたいものです。