みなさんこんにちは
山崎です。
薬局で働いていると、いろんな患者さんがいらっしゃいます。
まぁお年寄りの方が大半なんですけども、時々小さなお子さんもいらっしゃいます。
お母さんとお子さんと一緒に薬をもらいに来ているときには、自分はできるだけそのお子さんにお薬をお渡しするようにしています。
自分にとっては、薬局でお薬をもらうことに対してちょっとした思い出があります。
ずいぶん昔の話になるんですけども、自分が幼稚園の頃だったのかなぁ。
風邪をひいて病院に行きました。
当然僕1人ではなく、母親に連れられ一緒に行ったんですけども。
診察室で僕の病状を母親が説明をして、医者も母に対して説明をしていました。
その時僕が思った事は、自分の病気の事なのに自分で説明ができなくて悲しかったと言うことです。
親は子供の病気の説明をするのは当然ですね。
自分もまだ幼少の頃だったので、病状のことを上手に説明をできなかったと思います。
そのあと薬局でお薬を受け取る時に、僕にとって嬉しいことがありました。
お薬を渡してくれたおばちゃんが(今にして思えば薬剤師さんだったんでしょうね)、母に対してではなく自分に対して話しかけ、そしてお薬の説明などをしてくれました。
幼稚園児の僕にとっては説明を聞いても分からなかったんだろうとは思いますが、僕にかたりかけてくれたこと。。。
そして僕に直接お薬を渡してくれたことに、ものすごく嬉しかった記憶があります。
僕のことをちゃんと扱ってくれたっていうか、1人の人としてちゃんと認識して説明してくれたって言う感じかな。
今にして思えばそのおばちゃんは、うちの母親に説明していたんだと思います。
僕の後ろにいた母親に対して説明をしていたんだろうとは思いますが、それでも僕にわかるような言葉を使って語りかけるように話してくれました。
あの時はすごく嬉しくて、あのおばちゃんの言う通りお薬をちゃんと飲もうって誓った記憶があります。
ちゃんと服用したかまでは覚えてませんけどね f^_^;
いま、あの時の記憶がものすごく役に立っています。
お薬をもらいに小さな子供さんが来た時は、できるだけその子にわかるような言葉で、その子に対して話しかけるようにつとめてます。
最後に直接お薬をお渡しして、バイバイって言って手を振るようにしてます。
言葉の意味がわからなくても、内容が理解できなくてもあのおじちゃんが言ってるんだから、その通りにお利口にお薬を飲もうって思ってもらったらいいです。
そう思ってもらいたいんです。
普通の患者さんにとっては、この薬はどこの受容体に結合して効果を発揮するとか…そんな事どうでもいいんです。。
いつも自分が思う事があります。
薬剤師さんって自分の知識をひけらかすひとが結構多い気がします。
わざと小難しいこと言って自分は出来る子ちゃんアピールするひとって。。ただの自己満でしかないです。
タイトルに書いた服薬指導って言葉嫌いです。
何故かって?
指導するって上からモノ言ってるように聞こえちゃいます。。
例えば車の修理に工場に出した時に整備士さんからこのボルトをこうやって替えて…なんて言われてもちんぷんかんぷんです。綺麗に直してもらえたら満足なんです。
これって何にでも当てはまる話で、理屈にこだわるのは悪い事じゃないけど、固執し過ぎたら本当に伝えたいことが伝わらないというか…目標にたどり着かないんじゃないかって思います。
我々薬屋が行うべき一番の仕事は、患者さんにきちんとお薬を飲んでもらうこと。
あのおじちゃんが飲んでねって言ってるから一生懸命飲もうって思ってもらうことが最大の仕事なんです。
なんだか自分が伝えたいこと、効果的な伝え方が出来てない文章になってしまいました。
ごめんなさい。
つまり、何が言いたかったかって言うと…
普段の生活の中でも相手のことを尊重して、自分は何を伝えたいのか、伝えることの目標って何なのか?
そして一番効果的な伝え方を考えて話していけたらいいですね。
って事!
↓音声ファイルです
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